2025年01月08日15時45分
【キーウ共同】ウクライナのキーウ国際社会学研究所は7日、昨年12月実施の世論調査で、ゼレンスキー大統領を「信頼する」との回答が52%になったと発表した。2022年2月にロシアが全面侵攻を開始して以降の調査で最も低い水準となった。
来月24日で侵攻開始から丸3年となり、戦争は長期化している。ゼレンスキー氏への信頼は低下傾向にあるものの、なお半数の支持を確保した。
ゼレンスキー氏を信頼するとの回答は侵攻直後の22年5月に急増し、90%に到達した。ウクライナの反転攻勢が失速した後の23年12月には77%を保っていたが、24年2月に64%、24年9月に59%と低下傾向にあった。
今回の調査でゼレンスキー氏を「信頼していない」とした回答は39%となり、昨年9月の調査から2ポイント増加した。「答えるのは難しい」が9%だった。ゼレンスキー氏への信頼は、ロシア軍が前進し占領地域を徐々に広げているウクライナ東部で42%と低かった一方、西部では60%となった。