2025年01月09日09時04分
【ニューヨーク共同】ミャンマーの反政府組織と共謀し、核物質や麻薬の密輸で武器を入手しようとしたとして、米国で起訴された海老沢剛被告=宇都宮市出身=が8日、ニューヨークの連邦地裁に出廷した。昨年2月の罪状認否で無罪を主張していたが、有罪を認めた。地裁は4月9日に量刑を言い渡す。
起訴状などによると、被告は2020~22年、武器と麻薬の密売業者を装う米麻薬取締局(DEA)のおとり捜査官にミャンマーの反政府組織との取引を持ちかけた。ウランや兵器級のプルトニウム、ヘロインなどを提供する見返りに捜査官側から武器を入手しようとしたとされる。