2025年01月09日21時25分
【ベルリン、ワシントン共同】オースティン米国防長官は9日、ドイツ西部のラムシュタイン米空軍基地で、ロシアによる侵攻が続くウクライナへの防衛支援を協議する関係国会合を主催した。バイデン政権の任期中では最後の会合で、ウクライナのゼレンスキー大統領も出席。軍事支援の継続や強化を要請し、ロシアとの戦闘終結に向け、トランプ次期大統領の就任は「新たな機会でもある」と指摘した。
オースティン氏は5億ドル(約790億円)の追加支援を発表。支援に冷淡なトランプ氏が20日に就任するのをにらみ、長期的な支援の必要性を訴えた。米国務省によると、防空ミサイルなどが含まれる。
【写真】 9日、ドイツ西部にあるラムシュタイン米空軍基地で、ウクライナ支援国会合に出席したゼレンスキー大統領(左)とオースティン米国防長官(ロイター=共同)