2025年01月10日06時00分
【キーウ共同】ウクライナ空軍は9日、ロシア軍が2022年2月にウクライナ全面侵攻を開始して以降、誘導滑空爆弾5万1千発以上を用いたと発表した。うち約4万発を24年に使用した。今月8日にも南部の都市ザポロジエで誘導滑空爆弾2発による攻撃があり、13人が死亡し110人以上が負傷。民間人被害が増えている。
ロシアは24年ごろから戦闘の前線だけでなく、東部ハリコフや南部ザポロジエなど都市部に対しても誘導滑空爆弾を使っている。爆弾に翼と誘導装置を装着して、航空機から投下する兵器だ。ロシアは爆弾を大型化して、破壊力を強めている。
弾道ミサイルなどと比べて低コストで投入できるため、ロシア軍が多用している。