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ガザの停戦交渉「合意目前」 米大統領、ハマス返答が焦点 

2025年01月14日08時39分
 【エルサレム共同】バイデン米大統領は13日の演説で、パレスチナ自治区ガザの停戦交渉を巡り「合意は目前に迫っている」と強調した。サリバン大統領補佐官も「今週合意できるかもしれない」と述べた。長く停滞してきた交渉が大きく進展している可能性がある。イスラム組織ハマス関係筋は共同通信に、イスラエルと仲介国が合意した停戦案を協議中と表明。その返答が焦点となる。

 ロイター通信によると、イスラエル交渉団トップを務める対外特務機関モサドの長官らは14日も仲介国カタールで詰めの協議を続ける。交渉関係者はAP通信に対し「いくつかのハードルが残っている」と指摘した。

 ハマスの代表団は13日、カタールでタミム首長と会談。声明で交渉は「前向きに進んでいる」と訴えた。イスラエル側も交渉で「進展があった」と主張。同国メディアによると、ネタニヤフ首相は14日にもハマスが拘束する人質の家族と面会する。交渉について説明するとみられる。
【写真】 13日、ワシントンの米国務省で演説するバイデン大統領(AP=共同)