2025年01月14日23時06分
【ロンドン共同】バルト海で海底通信ケーブルなどが相次ぎ損傷し、破壊工作が疑われている事態を受け、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は14日、NATOが船舶や航空機、水中無人機などで監視を強化する作戦を始めると発表した。
この日は北欧やバルト3国、ドイツ、ポーランドの首脳会合がフィンランド首都ヘルシンキで開かれ、ケーブル損傷について話し合った。共同声明で、最新技術を駆使しながら被害を防いでいくと強調した。
バルト海では昨年11月以降、スウェーデンとリトアニアの通信ケーブル、フィンランドとエストニアを結ぶ海底送電線などが損傷。ロシアの関与が疑われている。