2025年01月15日11時19分
【ブリュッセル共同】オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)は14日、ナワフ・サラーム所長が同日付で所長と裁判官を辞任したと発表した。出身国レバノンのアウン大統領が13日、サラーム氏を新首相候補に指名したことが辞任理由とみられる。
サラーム氏は2024年2月にICJ所長に就任し、27年2月まで任期が残っていた。ICJによると、国連総会と安全保障理事会が後任の裁判官を選出する。
サラーム氏は首都ベイルート生まれ。18年からICJの裁判官を務めていた。ICJは24年5月にパレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの攻撃停止をイスラエルに命じる仮処分を出した。