【ワシントン共同】バイデン米大統領は１７日、約２５００人を減刑すると発表した。対象は、薬物犯罪で不当に長期刑を言い渡された受刑者だとしている。自身が米史上で最も恩赦や減刑を与えた大統領だとし、より公平性のある司法制度の実現に向けた改革を訴えた。

　バイデン氏は昨年１２月に銃の不法購入罪で有罪評決を受けた次男ハンター氏を恩赦し、国民に失望感が広がった。人権団体は一般受刑者への恩赦なども要請してきた。

　今回の減刑対象には、薬物に関連する暴力事件を犯した受刑者は含まれない。