2025年01月20日21時28分
【マニラ共同】フィリピン国家捜査局は20日、情報通信機器を設置した車を走行させて偵察活動を行ったとして、スパイ容疑で中国軍の理工大学を卒業した中国人1人とフィリピン人2人を、マニラで17日に逮捕したと発表した。ブラウナー軍参謀総長は、機器はデータ収集用でマニラの「キャンプ・アギナルド」など複数の軍基地の映像があるのを確認したと述べた。
発表によると、国家捜査局は海軍から昨年12月、中国人らが自律走行車の開発を装い、高度な技術を使った偵察活動で国家防衛に関わる情報を不法に入手しているとの通報を受けた。捜査した結果、3人を逮捕し、車と後部座席に設置された通信機器を押収した。