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トランプ氏、司教に謝罪要求 「慈悲の心を持つように」で反発 

2025年01月23日19時07分
 【ワシントン共同】トランプ米大統領は22日、交流サイト(SNS)で、21日の礼拝で司教に「慈悲の心を持つように」と諭されたことに反発し、謝罪を要求した。司教を「極左で強硬な反トランプ主義者だ」と決めつけ「教会を不作法に政治の世界に巻き込んだ」と非難した。就任関連の締めくくり行事で面と向かって苦言を呈され、いらだちを募らせたようだ。

 礼拝はワシントン大聖堂で開かれた。マリアン・ブッデ司教が登壇し、トランプ氏が掲げる強硬な不法移民対策や、LGBTQ(性的少数者)を標的にした政策に「おびえている人々」がいると指摘していた。
【写真】 21日、ワシントン大聖堂で礼拝に出席したトランプ米大統領(右)とマリアン・ブッデ司教(ロイター=共同)