2025年01月25日03時58分
【ワシントン共同】トランプ米大統領は24日、第1次政権で国立アレルギー感染症研究所長を務め、新型コロナウイルス対策の重要性を訴えて自身と対立したファウチ氏の警護を打ち切ったと記者団に語った。「彼はたくさん稼いでいる。自分で警護を雇える」と述べた。
ファウチ氏は第1次政権でコロナ対策に消極的なトランプ氏の記者会見に同席してマスク着用の重要性を呼びかけ、多くの国民の信頼を集めた。マスク着用やワクチン接種の義務化に反発する保守派からは目の敵にされ、脅迫もされた。
トランプ氏は第1次政権で大統領補佐官を務めたボルトン氏や、国務長官だったポンペオ氏らの警護も打ち切っている。
【写真】 2020年4月、ホワイトハウスで記者会見するファウチ米国立アレルギー感染症研究所長(左)とトランプ大統領(ゲッティ=共同)