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3万人の平和維持部隊計画 英仏など、ウクライナに 

2025年03月18日05時35分
 【キーウ共同】英紙タイムズは16日、英国やフランス、トルコ、カナダなど有志国が、ロシアとの戦闘終結後のウクライナに平和維持部隊として計3万人を派兵する計画があると報じた。英国軍はロシアの再侵攻を防ぐため、無期限での派兵を検討しているという。

 有志国の軍事担当者は20日、英国でウクライナの将来的な安全保障計画を協議する予定。ウクライナ外交筋によると、平和維持部隊の活動地域や国ごとの派遣規模、ロシアから攻撃を受けた場合に反撃を認めるかどうかなどを話し合う可能性がある。

 英政府高官はタイムズに、ロシアとウクライナの戦闘が終結すれば「それを維持し、ロシアの再侵攻を防ぐのに必要であれば何年にもわたり派兵する」と述べ、派兵期限を設けない考えを表明した。スターマー英首相は派兵の条件に米国がウクライナの安全保障に関与することを求めている。

 タイムズなどによると、派兵は中心となる英仏を含め少なくとも6カ国が意欲を見せているほか、約35カ国が後方支援への参加を表明している。