交流深め前向きに
みやざき女性リーダー育成塾
みやざき女性の活躍推進会議は、女性リーダーの育成に力を注いでいます。実践的な研修の場として2021年度から毎年、「みやざき女性リーダー育成塾」を開催しています。推進会議の会員企業に勤務する女性管理職や、その候補者が対象で、女性就労に詳しい専門家を講師に招いて年3回の研修を実施。講座やワークショップを通し、キャリアアップに向けて意欲を高めます。
4年目となる本年度は、製造業や金融機関など幅広い業種の3人が参加しました。今月10日に3回目の研修を実施。「働く女性のネットワークをつくるために何をすべきか」というテーマでグループワークを行い、「働く女性向けのアプリが必要」「育成塾のOG会を開催して」などと活発に意見を出し合いました。
最後に、職場における「ありたい姿」について発表。「笑顔で働く」「自分の可能性を信じる」「思いを行動力に」などとそれぞれの目標を述べました。九州電力延岡営業センター営業グループ主任の廣島有美さんは「自分一人で考えるとマイナス思考になることが多い。働く女性同士で交流を深めることで前向きになれた」と話していました。
育成塾には、これまでの4年間で約110人が参加。推進会議では今後、参加者同士のネットワーク強化に力を入れていくことにしています。
みやざき女性の活躍推進会議には県内企業381社加盟
みやざき女性の活躍推進会議は、「女性も男性もいきいきと働き、ともに活躍する活力ある宮崎の実現を目指して」というビジョンを掲げて2015年に設立されました。
誰もが安心して仕事と生活を両立しながら個性と能力を発揮できる職場環境をつくるために、講演会や研修会などを実施しています。
12月1日現在で、県内381社の会員企業が加盟。KIGURUMI.BIZの加納ひろみ社長と、宮崎日日新聞社の町川安久顧問が共同代表を務めています。