JA宮崎中央会
県域JAメリットを組合員に最大限還元

代表理事会長

栗原俊朗

-県域JAとして初の新年を迎えた

 昨年4月に旧13JAが統合し、宮崎県農業協同組合「JAみやざき」が誕生。今年3月にはJA宮崎中央会、JA宮崎信連、JA宮崎経済連、3畜連も統合します。県域JAとしてのメリットを最大限に生かし、農業振興と地域活性化に努めます。生産現場は資材価格が高騰する一方、農畜産物の価格転嫁ができない厳しい状況が続いています。農業者が将来に希望を持てるよう、国や県に支援や対策を求めるとともに消費者の皆様に理解いただくよう取り組みます。

 組合員の所得確保に向けて、販売の一元化や拠点化など販売強化に向けた施策を実践します。また、これまで旧JA毎に仕入れていた資材を「JAみやざき」が一括して仕入れをすることで、仕入コストを最小限に抑えます。子会社等との連携を図って新規取引先を開拓し、スケールメリットを生かした安定的な供給体制を構築します。

 デジタル技術の活用にも注力します。昨年12月、施設園芸におけるAIを使ったデータ駆動型農業の実現に向けた連携協定を、県や東京の企業と結びました。キュウリ、ピーマン農家のハウス施設の生産データを蓄積。そのデータをAI分析した資料を組合員や営農指導員にも共有し、農作業の効率化や収量向上を図ります。

 東京など卸売市場での農産物販売価格を、速やかに組合員に伝えるシステム構築にも着手します。現状で出荷から1週間程度を要する販売価格の通知を早めることで、出荷スケジュールを立てやすくなり、生産意欲の向上にもつながると考えています。

 農業は本県の基幹産業です。組合員に寄り添って支援し、農業に活気を与え、県全体の経済活性化につなげます。組合員が一生懸命作った安全・安心な農畜産物を県民の皆様に食べて応援していただくために、「国消国産」運動を推進していきます。

住所:宮崎県宮崎市霧島1-1-1

電話:0985-31-2025

https://chuokai.ja-miyazaki.jp/