テレビ宮崎
県民に寄り添い宮崎を明るく元気に
代表取締役社長
寺村明之
-新たな挑戦が続いています
2024年度に始まった中期3カ年経営計画で「C&C(チェンジ&チャレンジ)」という方針を打ち立てており、昨年4月にスタートした「4時どき!」という生番組もその一環。番組に限らず新しいことに取り組むのは、レギュラーの仕事と並行して進めるため非常に難しく、各スタッフなどの協力も得ながら乗り越えていかなくてはなりませんが意欲のある社員が多く、手応えを感じているところです。
われわれは県民に寄り添うことが重要だと考えており、特に若い世代とともに宮崎を明るく元気にしていきたいと願っています。一昨年に続き昨年も10代20代が主役のイベント「OMOFES!」を宮崎市内で開催し盛況でした。昨今はテレビ離れが言われていますが、UMKをさらに身近な媒体だと感じてもらえるよう、若者に夢や楽しみを味わってもらえるような取り組みにも力を入れていきたいと思っております。
また、防災・減災に向けた取り組みにも引き続き注力してまいります。昨年8月、夕方の生番組「4時どき!」の放送中に大地震が発生しましたが、災害が発生した際に即時に対応し、県民に必要な情報をお届けできるよう、試行錯誤を続けながら、報道する力にも磨きをかけていきます。
今後ますます放送収入だけでは経営が難しい時代になっていきますので、新規事業などで放送外収入も模索し、DXも含めた取り組みを進めて業務改善をしていく必要があります。今年は開局55周年を迎え、特番や音楽イベントなどを企画する一方、今春には宮崎市広島の商業施設「HAROW(ハロウ)広島通」に、交流拠点となるテナント「&Labo(アンドラボ)」をオープンする予定です。自治体や企業、大学など県民との連携を探りながらまちづくりにも参加していきたいと考えています。