西日本電信電話 宮崎支店
ICTで地域の課題を解決
支店長
横奥宏明
-新しい年の展望は
少子高齢化や働き手不足などの社会的課題に加え、温暖化や災害の激甚化といった環境的課題が年を追うごとに難しさを増しています。それらの解決に向けて、DX(デジタルトランスフォーメーション)、クラウド、人工知能(AI)など、私たちが担う情報通信技術(ICT)、デジタル技術への期待はますます高まっていると感じます。
昨年1月の能登半島地震では、延べ10人が被災地に出向き、衛星電話での通信確保などの支援に取り組みました。県内では、8月の台風10号の影響で電柱71本、ケーブル349件などの被害があり、早期復旧に努めました。本支店は県内全ての自治体と災害時連携協定を結んでおり、今後も地域の通信を守る使命を果たしていきます。
地域課題の解決にも力を入れます。昨年11、12月に西都市で、県内初となる自動運転バスの実証実験を行いました。公共交通の維持や運転士不足の対策として、実用化への取り組みを進めます。諸塚村では持続可能な林業経営の実現を目指し、森林情報のデジタル化と、民有林集約化による「J―クレジット」創出のプロジェクトを進めています。今後も地域の皆様と共に多くの地域課題を解決できるよう、技術を磨き知恵を絞り、汗をかいていきます。
NTT広島ビルの再開発工事が佳境に入ってきました。「HAROW(ハロウ)」と名付けられた施設は、昨年11月に南棟(広島通り側)の8店舗が先行オープン。今春に北棟(高千穂通り側)も完成し、全面開業します。中心市街地の回遊性向上やにぎわい創出に貢献できると考えています。
本支店の社員は300人余り。祭りへの参加、スポーツ大会のボランティア、子ども支援、フードドライブといった地域貢献に取り組んでいます。仕事以外でも、地域のためにさまざまな形で協力していきます。