地産地消の備蓄品開発進める

代表取締役社長

岩切邦光

-2025年に力を入れる取り組みは

 今年は創業30周年になります。お客様を笑顔に、元気にする企業となるのが当社のモットーなので、初心に戻って一生懸命頑張っていきます。

 各地の地元米と古米、備蓄米、銘柄牛を使って3年間保存できる備蓄米リゾットに全国から関心が集まっています。普段食べてもおいしいと言ってもらえるローリングストック可能な商品です。注文個数の少ない、小さな自治体にも対応でき、長野県の自治体では学校の空き教室に備蓄することが決まりました。有事には学校が避難所になるので、輸送の手間なく食べられます。また、賞味期限切れ前には食育も兼ねて学校給食で提供できるよう、価格を抑えました。昨年のスーパーマーケット・トレードショーで発表以降、多方面から意見をもらい、提供しやすい体制を整えました。

 コロナ禍が終わり、訪日客需要が高まっています。さまざまな観光地から「外国人に分かりやすい土産物の開発を」という依頼が多く、海外に持っていける原材料を使った商品の開発は急務です。昨年は首都圏の高級スーパーとの取引が始まった一方、低価格帯の商品を4品手がけました。今年は3品を開発予定で商品ラインナップを拡充していきます。昨年からは愛知県に担当を設置。東京、名古屋、大阪、福岡の4拠点で、お客様の期待に応えられるようにしていきます。お付き合いしている企業が事業を通して成長していくのを見るのは嬉しいですね。ラーメン事業では昨年から香港の企業と提携して、現地で店舗を展開。今年はさらに店舗数を増やしていきます。

 関連事業で「太鼓屋」という太鼓の研修センターを営んでいます。通っていた子が大人に成長するまで見守れる仕事はなかなかありません。先輩社会人として見本になれるように、と毎年年頭に思います。

住所:宮崎市大塚町乱橋4502-1

電話:0985-52-6181

https://www.hibikitaikoya.com/