２０２４
新春トップメッセージ

－今年の展望を

　当社は介護、福祉、医療現場向けのシステム、ソフトウェア販売の業務を行っています。お客様に安心してシステムを使っていただけるように導入後の運用や保守管理、サポートまで全て自社で行っています。顧客は本県と大分、鹿児島県を中心に約８５０法人。県内シェアは４割を超えています。

　今年は「ＩＣＴで福祉の未来をつくる」をコンセプトに掲げます。人工知能（ＡＩ）を活用して業務効率化を図る商品の販売を３月ごろから始めます。マイクに入所者の体温や血圧などの情報を吹き込むと、テキスト化してシステム上に反映する仕組み。入力の手間を省き、職員間で情報を一斉共有できるメリットがあります。

　介護事業所の監査のペーパーレス化に今年から取り組みます。現状では事業者が文書を大量に印刷し、自治体担当者が２、３日間かけてチェックしています。自治体と連携し、当社システム上のデータ閲覧によって半日ほどで実施可能なモデル構築を目指します。事業所、自治体ともに労力を軽減でき、印刷のコストも削減できます。介護現場の人手不足は深刻で待ったなしの状況。ＩＣＴを取り入れて事業所運営を継続していく取り組みに注力します。　

　介護・医療に特化して外国人材を育成する企業とタイアップし、西日本各地の事業所に人材を紹介する事業を新年度から指導させる準備を行っております。本県では特に外国人材の活用が進んでおらず、ニーズは高いと見込んでいます。

　宮崎市の社屋が手狭になり、６月ごろに同市内に新築移転します。新社屋２階は展示スペースとし、展示会や商談ルームなどに活用する予定。当社の強みは事業所の近くにサポート拠点があり、困ったときにすぐ駆け付けられること。今後も「地域密着」を念頭に取り組んでいきます。