宮崎銀行
リアル店舗を持ったデジタルバンクへ
代表取締役頭取
杉田浩二
-新年の展望と抱負を
2025年度は中期経営計画「First Call Bank」の総仕上げの年となります。この計画のテーマである「お客様に最初にご相談をいただける銀行」、「すべてのステークホルダーから圧倒的に信頼される銀行」にさらに近づくため、業績の積み上げは当然のこと、お客様の声や意見を商品・サービスの質向上につなげる取り組みを継続していきます。
2025年の干支である「乙巳(きのとみ)」は、「努力を重ね、物事を安定・結実させていく」という意味合いを持つ年だとされています。お客様や地域社会にとって大きな成果が出る一年となるよう役職員一同努力してまいる所存です。
-今年、力を入れたい取り組みは
人口減少や高齢化などによる地元経済の縮小懸念に加えて、DX・サステナビリティなど社会は大きく変化・進化を続けており、お取引先とのコミュニケーションや商品、チャネル、サービスのありようも日々変化をしています。
法人のお客様向けには、これまで電子契約を導入するなど利便性向上を図ってきましたが、対面におけるコミュニケーションの深化(接点を増やす)を目的として、昨年4月から融資業務へ生成AIを導入するなど行内のデジタル化も進めています。金利ある世界も到来し、お取引先とのコミュニケーションの重要性が増す中において、人財育成にも注力し、相談・提案体制を強化していきます。
また、個人のお客様向けの「みやぎんアプリ」は、サービス開始から4年となる現在においてもアクティブユーザー率80%以上の高い水準を維持し、21万件を超えるお客様に大変好評をいただいています。使い勝手や機能の充実を追求しさらなる利用率向上に取り組んでいきます。