宮崎空港ビル
お客様と地域から愛される空港へ

代表取締役社長

永山博康

-新しい年の展望を

 昨年は年明けから能登半島地震や羽田航空機事故が発生し、宮崎でも日向灘地震や竜巻、空港での不発弾の爆発とあらためて危機管理の大切さを痛感した年でした。当社では「大地震・津波に備えよう」と地域の方々と防災対策に努めてきましたが、南海トラフ地震は必ず起きることを念頭に、更なる対策強化に努めてまいります。

 昨年4月には経営戦略室を新設しました。コロナ禍の教訓を基に、安定経営への構造改革と安全で快適な空港づくりへの機能強化を推進していきます。特に2年後の国スポ・障スポ開催に向けては保安検査場の混雑緩和を図るため、最新型の検査機器「スマートレーン」の導入を目指すほか、ユニバーサルデザインの推進や飲食フロアーの改装など機能性と利便性の向上を図ります。混雑が恒常化している駐車場については、関係機関の皆様と連携して拡張整備を国に要望しています。国際定期路線のソウル線は県をはじめ関係機関のご尽力により、昨年末に開設23年目でついにデイリー運航となりました。11月には台北線も約4年9カ月ぶりに再開され、訪日客へのおもてなしにも力を入れてまいります。

 昨年は宮崎空港開港70周年、「宮崎ブーゲンビリア空港」の愛称も10周年を迎えました。ワシントニアパームなど南国情緒たっぷりな空港周辺の景観は宮崎の貴重な財産です。これらを守り、生かすべく、ターミナル内の植栽を増やし、ブーゲンビリアを自社で育てて植栽し、南国リゾートの玄関口として華やかで温かな空間づくりに努めてまいりました。安全運航・定時発着は空港の使命です。同時に美しい景観を守り、オアシス広場でのイベント開催や文化活動等の発信も行いながら地域貢献に努め、これからもお客様と地域に愛される空港であり続けたいと思います

住所:宮崎市大字赤江宮崎空港内

電話:0985-51-5111

https://www.miyazaki-airport.co.jp/