宮崎総合学院
事業承継を進め、IT学科強化していく

理事長

川越宏樹

-新年を迎え、力を入れたいことは

 次世代に引き継ぐスタートラインとして、内外の組織・体制を整えていきます。昨年3月に海外移住していた娘が戻り、業務を共にしてきました。女性に対するジェンダーバイアスはまだ根強いので、バックアップし、数年後に承継したいと思っています。

 ITを学びたい学生が多く、「宮崎情報ビジネス専門学校(宮情)」と「宮崎こども・医療専門学校」を切り分けました。IT学科を強化していく一方で、コロナの影響もあって、医療事務や看護師を目指す学生は減っています。医療を支える人材は地域に必要不可欠で、地元に貢献したい方が医療現場で即戦力となるよう、引き続き養成に力を入れていきます。

 専門学校で取得できる国家資格は国内外で高く評価されています。当校にも300人ほどの留学生が働きながら学んでいます。技能実習生や特定技能の在留資格を持つ外国人を安く雇える労働者ではなく、永住権を得て日本社会に参加してくれる人材として受け入れる視点が大切です。宿泊施設とのマッチングや県の建設産業外国人材定着支援事業に取り組んでいるのも宮崎で幸せに暮らし、地域に貢献してもらいたいという思いからです。

 通信制高校・クラーク記念国際高等学校連携校宮崎キャンパスに今春、不登校の中学生をサポートするフリースクールを立ち上げ、多様な学びの場を提供します。宮崎福祉医療カレッジ硬式野球部や宮情サッカー部などスポーツも応援していきます。教員の中には現役アスリートもおり、旅費の補助や自由に働ける職場環境など、いろんな立場の方が輝けるようサポートしていきます。今年も世の中のニーズを先取りし、柔軟に行動できる専門学校の強みを生かして頑張っていきます。

住所:宮崎市老松1丁目3-7

電話:0985-22-0658

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