宮崎太陽銀行
お客様と共に成長する社会づくりに貢献
代表取締役頭取
黒木 浩
-新しい年の展望と抱負は
本年の県内経済は、引き続き緩やかな回復基調が続く見通しです。ただし地元企業では原材料の高騰や人手不足といった構造的な課題への対応が引き続き求められ、生産性の向上や付加価値の高い製品・サービスの提供といった競争力強化が一層重要になります。地元銀行として、これまでの資金繰り支援に留まらず、お取引先の状況に応じた経営改善や事業再生の支援等に取組むことが、地域の持続可能性の向上にとって重要な使命となります。本県経済が本格的な回復を遂げる一年になることを心より期待しています。
昨年4月にスタートした中期経営計画では、地元銀行としてパーパス(存在意義)を「地元を中心とする社会へ良い影響を提供し、お客さまと当行が共に成長する社会づくりに貢献する」と定めました。私たちの責務は、お客様や地域社会と手を取り合い、それぞれの事業や自然、芸術文化を守り育てながら地域の明るい未来を紡いでいくことにあります。
事業者のお客様には経営課題を「自分ごと」と捉えて、積極的に課題を見つけ出す「課題解決型」の提案営業を強化します。具体的には販路開拓、事業継承、DXの導入支援、人材確保のサポート等に取り組みます。お取引先と共に知恵を絞りながら課題解決を目指し、地域経済の発展に寄与すべく全力で取り組んでいきます。
個人のお客様からは、新NISAに多くのお申込み等をいただいています。長期に安定した資産形成のお手伝いをするために、セミナー開催等を通じて金融リテラシーの向上に努めるなど、お客様のライフプランに寄り添ったサービスを提供していきます。今後も役職員一同が一丸となり、地域活性化への使命を果たしていきますので、引き続き、変わらぬご支援をお願いします