宮崎放送
正確な情報を素早く県民に届ける
代表取締役社長
松方健二
-新しい年の展望は
新社屋(宮崎市錦本町)の起工式が昨年9月に終わり、今年は2026年の放送開始に向けた各種プロジェクトが動きだします。北隣には県の新プールがあり、本県での国スポ・障スポは2年後に迫っています。スポーツ・プロモーション局を軸に、テレビ、ラジオ、インターネットでの試合中継や情報発信に力を入れ、競技力の向上と大会の盛り上げに貢献していきます。
同じエリアの建物では宮崎大学の講義も行われます。若い人にとってSNSや動画編集は身近なもの。これを機に放送事業に慣れ親しんでもらい、豊かな感性や発想をこれからのテレビやラジオのコンテンツ作りに生かせないかと考えています。3月には11回目となる「まつり宮崎」を開催します。会場の高千穂通りでは行政等による道路の利活用が協議されていますが、将来的には中心市街地にとどまらず、錦本町や宮崎駅東口まで含めた空間で、にぎわいを創出できるよう準備を進めたいと思います。
私たち放送事業者には災害等の発生時に正確な情報を素早く県民に届ける使命があります。巷にフェイクニュースがあふれる中、信頼性の高い情報を今後も発信し続けます。テレビでは夕方の報道情報番組「Check!」が開始から間もなく5年目を迎え、「夕方の顔」として定着。視聴率も順調に推移しています。有事に力を発揮するラジオは2028年秋までにAM放送はFM放送に完全転換となります。こちらも内容を発展、成長させていきたいと思います。
IT企業のデンサン、広告代理店のMRTアド、貸ホール業のMRTmicc、地域商社トレードメディアジャパンとのグループ連携を強化します。そして、それぞれの特性を生かして社会課題の解決に寄与し、地域の未来を創造していくことが、当社の企業価値の向上につながると思っています。