米良電機産業
総合設備商社への発展目指す
代表取締役社長
米良充由
-新年に当たっての抱負を
今年は常に前進し、チャレンジし続ける年にしたいと考えています。そのために重要となるのが社員教育です。「礼儀を重んじ、感謝を忘れない」「責任感を持って行動する」「変化に気付く緊張感を持つ」。これらを徹底することで社員一人一人の力を高め、企業力と組織力を上げていきます。祖父(米良充次氏)から生前に、「売り上げ、利益、回収全てできても経営的には40点」という話を聞きました。残りの60点は社員全員で切磋琢磨しながら、1点ずつ積み上げるしかありません。その旗を振るのが経営者と考えています。
新たな分野として、業務用空調設備の販売に取り組みます。近年の猛暑の影響で空調設備の需要は高まっており、今後は省エネ性能の高いモデルへの買い替えが進むと予想しています。空調設備を新たな商材に加え、電気設備などとパッケージで販売する体制を整えます。将来的には電設資材卸売業から総合設備商社への発展を目指していきます。
宮崎市錦本町の県有グラウンド跡地で進む県プール整備事業で、PFI(民間資金活用による社会資本整備)に参画しています。オフィシャルセンターの建設を担い、4月のオープン後は管理・運営を行います。この施設は宮崎大学が講義などに利用するほか、民間企業が入居する予定です。若い世代が集う新たな拠点となり、人の流れが中心市街地に戻ってくる一助になればと考えています。
当社は官公庁発注の仕事が多いので、地域に恩返ししたいという気持ちで地域貢献に取り組んでいます。これまで、自治体や福祉施設などへの寄付・寄贈をはじめ、宮崎大学の地域デザイン棟開所などを行ってきました。今後も地域に根差した活動を展開し、地域とともに発展していきます。