２０２４
新春トップメッセージ

－新しい年に取り組みたいことは

　宮崎県公安委員会の指定自動車学校を７校運営しています。少子化が進んでいますが学校はなくてはならないもの。交通インフラが脆弱な本県では、車を運転する機会が多く、初心者や高齢者の事故が後を絶ちません。免許取得後の再教育や自転車利用者のヘルメット着用の街頭アピールなど、地道な活動を続けていきたいと思います。

　高齢者講習では、家族も教習所を訪れる仕掛けを作りたい。高齢者の運転を体験し、認知機能を理解すると、運転免許証の自主返納を説得できることもあるかと思います。高齢ドライバーが体調や運動能力を把握し、運転の時間帯や場所などのルールを自分で設ける「制限運転」の基準にもしていただきたいですね。

　送迎やバス、大型トラックの事故も全国で多発しています。自動車学校協会と協力しながら、運転を職業とする方を対象にした講習会の企画など、一歩踏み出した取り組みを進めます。昨年は「交通安全の集い」を４年ぶりに開催。交通安全を願うイベントをこれからも企画します。

　今年創部20年目を迎える社会人硬式野球部も県民の皆様の声援を力に、都市対抗野球大会出場と勝利を目指して頑張っていきます。小学生のソフトボール大会や中学生対象の軟式野球大会も毎年たくさんのチームが参加していただき、活気のあふれる大会となっています。今年も「スポーツを通じて交通安全を訴える」という使命を果たしていきます。

　農業部門は、高千穂町の棚田米と釜炒り茶、国富町の千切り大根の安定的生産と収益化を目指し、参入企業として地域農業の担い手となれるよう経験を重ねていきます。

　長年、現場で職員と共に汗を流してきました。今年も職員と力を合わせ、地域に寄り添った交通安全活動に努めていきます。