巨人、長野強烈アピール 実戦練習２６打数１１安打
2010.02.24付
勢いが衰えない。巨人のドラフト１位ルーキー長野（ホンダ）が、韓国プロ野球の斗山との練習試合で２安打を放った。紅白戦を含め、キャンプ中の実戦６試合で計２６打数１１安打と、強烈なアピールを続けている。二回１死一、二塁での第１打席で、右越えの適時打。追い込まれていたが、外角球をとらえると、打球は右翼フェンスを直撃した。「右方向への打球が僕の特長」と言う通りの巧打に、篠塚打撃コーチは「向こうに打つのが持ち味。言うことない」と高い評価を与えた。
ラミレスや亀井、松本、谷と好選手がひしめく外野で定位置を奪えるか。原監督は「谷もラミレスもいる。うまく使いながら、ということになるでしょう」と見通しを語った。戦力になることを前提とした上で、起用法を思案しているようだ。
長野は毎日のように「教えてもらったことをできるように、頑張ります」と繰り返す。遠慮がちなコメントはやや物足りなくもあるが、バットで雄弁に自らの存在価値を示している。（宮崎市）
【写真】韓国・斗山との練習試合で安打を放つ巨人・長野＝県総合運動公園