読売ジャイアンツキャンプ情報
【キャンプ地】
宮崎市県総合運動公園(サンマリンスタジアム宮崎・ひむかスタジアム)

【日程・休養日(予定)】
(1軍)2/1(月)から2/28(日)
(2軍)2/1(月)から3/1(月)

【休日】
2/5(金)、10(水)、15(月)、19(金)、24(水)

【問い合わせ先】
宮崎市観光協会
0985-20-8658

読売ジャイアンツキャンプ地
他の地域のキャンプ情報

大道今季も一打入魂

2010.02.19付
admin/img/1266550262 個性派のベテランが、じっくりとシーズンへの備えを進めている。昨年10月に不惑を迎えた巨人の大道は、今季も右の代打として期待がかかる。

 キャンプは主力組のA班でスタートしたが、16日からは2軍での調整となった。「若い人は実戦が大事だが、この年になると実戦にはいつでも入っていける。自分の調整には、たっぷり打てる方がいい」と、自分のペースで練習を進めている。

 上体をかがめ、バットを短く持って右方向へ打ち返す独特の打撃スタイル。その中でも、微妙な変化は毎年あるという。「バットをどれくらいの長さで持つか。完全に右打ちをするのか、右中間を狙うのか…。その年のスタイルを見つけるのが、今の時期」。打撃練習ではグリップの位置を変えたりしながら、理想のフォームを探っている。

 南海から始まったプロ野球人生は、今季が23年目。「人一倍失敗をして学んできた」と振り返る長いキャリアで、技術と精神力を培ってきた。「レギュラーは4打数1安打でもいいが、代打は1の1じゃないといけない。1球打ち損じたら負け。4打席分集中しないと」と気構えを語る。昨季はクライマックスシリーズや日本シリーズで勝利を引き寄せる代打適時打を放ち、日本一に貢献した。

 チームはリーグ4連覇と2年連続日本一を目指す。試合終盤に起用される代打の重圧も大きくなるが、「勝敗の鍵を握るところでの代打は、天国と地獄が紙一重。やめられない」と、まるでスリルを楽しむかのよう。抜群の勝負勘を誇る40歳は、今季も頼れる切り札になってくれそうだ。(宮崎市)

【写真】フリー打撃を行う巨人の大道=県総合運動公園