投手陣競争で充実 広島キャンプ打ち上げ
2011.02.26付
13年連続Bクラスからの巻き返しを目指す広島は25日、全体としてのキャンプを打ち上げた。就任2年目の野村監督は「チーム内での争いを感じさせてくれた」と充実感に満ちた表情で総括した。目を引いたのは昨季不振だった投手陣の競争だ。2年目の今村や斉藤、篠田の両左腕が先発枠の争いに名乗りを上げれば、永川、シュルツに加え新外国人のサファテが抑えの候補に挙がるなど、各投手が好機をつかもうと必死だ。
打撃面はフォーム固めに苦労していた主軸の栗原が最終クールで鋭い当たりを連発。「最後の方は(良かった)ね」と復調ぶりを見せた。チームの売りの守備も連日の特守でみっちり鍛え上げられた。
26日からは本格的にオープン戦の期間に突入する。指揮官は「開幕の時に万全であれば逆転はある。最後の最後まで分からない」とさらなる奮起を期待した。
【写真】ブルペンで広島・野村監督(左)と笑顔で話す前田健=日南
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