競争で戦力アップ 選手意欲的に練習
2011.02.02付
パ・リーグ連覇に挑むソフトバンクの秋山監督が求めるのは、競争から生まれる自然な戦力の底上げだ。「しっかりチェックしたいと思っている。(主力中心の)A組にどんどん入ってきてもらいたいし、A組の人は落ちないように頑張ってもらいたい」。入れ替えは目まぐるしく行われそうだ。オフに内川、細川、カブレラを補強し、内外野ともに定位置争いが激しくなった。複数のポジションができる28歳の内川は「若い選手に邪魔だなと言われるようにやっていきたい」と、競争意識の高さをうかがわせた。
新戦力だけでなく、若手の台頭も指揮官の期待の一つ。新人で唯一A組スタートとなった柳田(広島経大)がフリー打撃で力強い打球を飛ばした。「若手で一番元気があったね」と秋山監督から笑みがこぼれた。
負けじと昨季不振だったベテランの松中が精力的に振り込むなど、それぞれがレギュラー獲得へ意欲的な動きを見せた。「みんな期するものがあるように感じるね」。日本一へ向かう一歩を指揮官は満足そうにかみしめた。
【写真】立花打撃コーチ(左)から指導を受けるソフトバンク・内川=宮崎アイビー
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