主軸定位置競い合い ソフトバンク
2011.01.31付
オフに内川、細川、カブレラと野手陣の大型補強に成功し、主軸の定位置争いが注目される。秋山監督は守れることを重要視しており、一塁は小久保とカブレラで競い合うことになる。この影響で指名打者の起用法は流動的だ。特に昨季不振だった松中は猛アピールが求められる立場にいる。打撃以外の部分でも一定の評価を得なければ、定位置獲得は厳しい。リーグ連覇に向けては先発陣の充実が不可欠。確定しているのは昨季最多勝の和田と１６勝の杉内だけ。期待が掛かるのは育成枠出身で昨季４勝した２２歳の左腕山田と、ウインターリーグで好成績を残した２１歳の岩崎の成長だ。山田は一本立ちを、岩崎は右の先発投手不足を解消するためにも飛躍的にレベルアップしたい。昨季４勝９敗と低迷した大隣、右肩などの故障で２年間未勝利の新垣が復活すれば層は一気に厚くなってくる。
外野では中堅手争いが激しい。若手の底上げも課題なだけに実績のある長谷川をはじめ、城所、江川らが一皮むけて、ポジションを確保したい。
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