沢村評判通りの威力 初のブルペン入り
2011.01.30付
巨人のドラフト1位ルーキー、沢村拓一投手(中大)が29日、キャンプ地の宮崎市で行っている合同自主トレーニングで、初めてブルペンに入った。捕手を立たせたまま28球を投げ込み、評判通りの力強い球を披露した。マウンドで投げたのは約3カ月ぶりという。球がばらつく場面もあり、「若干力んだし、後半は抜け気味だった」と振り返ったが、バランスがかみ合ったときの球は威力があった。球を受けたブルペン捕手は「今まで受けた新人の中では一番速い」と舌を巻いた。
20球を過ぎたところからは、中大の先輩に当たる阿部が捕手を務め「球に力はある。まあ、これから」とエールを送った。沢村は制球という課題を自覚する一方で、「ブルペンで投げられてよかった」と、本格的な投球練習に入れた喜びも口にした。まずは順調に、2月1日のキャンプインを迎えられそうだ。
【写真】ブルペンで投球練習する巨人・沢村=県総合運動公園
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