秋山監督「キャンプ充実」 主力組打ち上げ
2011.02.24付
昨季パ・リーグ覇者のソフトバンクは23日、主力中心のA組のキャンプを打ち上げた。内川、細川、カブレラらの加入で定位置争いは激しくなった。秋山監督は「競争意識がみられ、充実したキャンプだった」と総括し、新加入選手がもたらした好影響を喜んだ。大型補強でポジションが安泰ではなくなった37歳の松中は、この日の若手中心で臨んだ練習試合に志願して出場した。「いろいろと試しながらやっている。昨年までとは立場が違うので」。実戦でのアピールに懸命だ。
移籍組だけでなく、ドラフト2位ルーキーの柳田(広島経大)が豪快な打撃で中堅手候補に名乗りを上げ、負けじと長谷川はバットで好結果を続けた。山田、岩崎らの先発ローテーション候補も実戦で好投するなど、若手、ベテランを問わず多くの選手がチャンスを手放していない。
一方で群を抜いた存在感を示した選手がまだいないのも事実。開幕まで残り約1カ月。キャンプの収穫について秋山監督は「分かるのはこれから。まだまだ」と話す。競争の行方は26日から始まるオープン戦で第2ラウンドを迎える。
【写真】主力中心のA組のキャンプで、練習に目を配るソフトバンクの秋山監督=宮崎アイビー
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