チーム打撃に収穫 細かい攻撃で同点に
2011.02.20付
巨人は１点を追う五回に、細かい攻撃で同点に追い付いた。送りバントやサインプレーが思うように決まらなかった昨季の反省から、キャンプで改善に取り組んできた。オープン戦の初戦で、その成果が出た格好だ。先頭の高橋が四球で出塁し、代走の藤村が二盗に成功。続く長野は１ボール２ストライクと追い込まれてから、一ゴロを転がして走者を三塁へ進めた。一、三塁となって打席に入った脇谷が初球を左翼へ犠飛。無安打で１点をもぎとった。
長野は２球目でセーフティー気味のバントがファウルになった。だが、その後に進塁打でしっかり役目を果たし、「毎日練習してきたことを出せた」。脇谷は「あそこは犠飛を狙っていた。このキャンプはチーム打撃をしつこくやってきて、その成果が出た」と振り返った。
原監督も「無安打で１点取れた。いいところが出た」とうなずく。チーム全体でわずか３安打と、やや寂しい試合ではあったが、収穫は確かにあった。
【写真】５回巨人１死一、三塁、脇谷が左犠飛を放つ。投手武内
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