選手枠めぐり火花 外国人10投手
2011.02.19付
18日に行われた巨人の紅白戦。10人の外国人投手が登板した。少ない外国人選手枠をめぐり、競争が本格化する。先陣を切ってマウンドに上がったのは、米大リーグ通算37勝の新戦力バニスター。2回を2安打無失点だった。一回にセットポジションで静止していないとみなされボークを取られたが、「失敗から学ぶのが大事。直球は切れが良かったし、満足している」と、実戦初登板の収穫を挙げた。
昨季勝ち星なしのグライシンガーも先発し、2回無失点。「肩は七十五パーセント、体は八十パーセント」と復活へ向けての調整に手応えを語る。ゴンザレスは2回3失点だったが「久しぶりの実戦。味方に投げるのは難しいが、悪くはない」と前向きだ。
2回無失点だった新加入のトーレスも先発候補。オープン戦での競争を勝ち抜き開幕ローテーションに残るのは、多くても2人だろう。原監督は「高いレベルの争いにするために、球団はこれだけのメンバーをそろえたのだと思う」と、切磋琢磨(せっさたくま)に期待している。
【写真】紅白戦に先発し2回を2安打無失点で投げ終え、笑顔でベンチに戻る巨人・バニスター(左)。右は坂本=宮崎市
0