大石、成長を実感 来月2日、G戦先発へ
2011.02.24付
長いキャンプも残りわずかとなった23日、西武の大石(早大)がブルペンで120球を投げた。新人右腕がこれまで主に課題としていたのは投球時の体重移動、変化球の精度と、先発できる体力の3点。「体がしっかりして、フォームもだいぶ良くなってきた」と手応えを感じているようだ。投げ終わると、ユニホームの右膝付近が汚れていた。「前に体重が乗り、右に土が付くようになった」と大石も違いを感じ取る。キャンプ序盤には見られなかった汚れが、理想的な体重移動に近づいていることを示す。
60球を過ぎてからは、右脚を折り曲げた状態でのセットポジションから投球動作に入るフォームを試した。スライダー、フォークボールとともに投げたカーブにも「使えるかな、というレベルに達してきている」とうなずく。
連日の走り込みで自然と体力がつき、三つの課題も少しずつ消化している。
順調にいけば、3月2日の巨人とのオープン戦に先発し、2年目の菊池らとともに登板する予定。巨人の沢村(中大)との先発対決となる可能性もありそうだ。
【写真】20日の紅白戦で好投した西武・大石=日南・南郷
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