噴火被害負けないで 巨人、高原の児童招待
2011.02.13付
新燃岳噴火の被害を受けている子どもたちを元気づけようと、プロ野球・巨人は12日、高原町の野球少年40人を宮崎市のキャンプ地に招いた。あこがれの選手たちを間近で見た子どもたちには笑顔が広がり、盛んに歓声を上げていた。選手たちは9日、児童を励ますために高原小を訪問。今回はキャンプの様子を見てもらおうとバスを手配し、高原小と後川内小の野球スポーツ少年団を招待した。
12日午前8時前にサンマリンスタジアム宮崎に到着した子どもたちは、選手が入る前のグラウンドでキャッチボール。練習開始後は三塁側のベンチ前から見学し、プロのプレーに「すごい」と歓声を上げた。原辰徳監督が登場すると、子どもたちは「こんにちは」と元気よくあいさつ。原監督は「みんな応援してるから、負けちゃいかん。頑張ろうぜ」と笑顔で励ましていた。
高原小の今西祐一監督は、「灰の影響で練習時間が減っていたので、こういう機会は大変ありがたい」。同小6年の神之薗優人君(12)は「噴火は怖いけど、原監督の話を聞いて元気がわいた。早く体を動かしたい」と話していた。
【写真】巨人のキャンプに招待され、原監督と笑顔で話す高原町の野球少年たち
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