森福、緩急さえる
2011.02.11付
昨季リーグ優勝のソフトバンクで、シーズン終盤に貴重な仕事をこなしたのが左の中継ぎの森福だ。10日から始まったシート打撃では打者5人を完璧に抑え、上々の滑り出しとなった。ただ本人は「シーズンに入ることを想定したらまだまだ。バランスやタイミングが合ってなかった」と慢心することはなかった。1死二塁を想定したシート打撃で好結果以上に意味があったのが3人の右打者からすべて三振を奪ったこと。直球を意識させながら外に逃げるシュートなどで緩急をつけて空振りを誘った。「(右打者を)抑えるのは求められていること」。昨季もピンチを何度も乗り切り、左のワンポイントから成長していった。
強力救援陣の一角を担う摂津に先発転向の可能性があり、171センチの小さな体に掛かる期待は大きい。“勝利の方程式”への参戦は必要不可欠。「狙っていきたい。勝ちゲームで投げるのは楽しい」と意気込み十分だ。
【写真】左の中継ぎの柱として期待されるソフトバンク・森福=宮崎アイビー
0