松田“脱死球”の新打法
2011.02.09付
ソフトバンクの松田が新しい打撃に挑戦している。今キャンプから打席の立ち位置を捕手寄りに変えた。目的の一つは“脱死球”だ。昨季は自己最多の19本塁打を記録したが、5月の骨折の影響で出場は113試合にとどまった。2009年も骨折で戦列を離れており「(今季は)全試合フルイニング出るつもりでやる。まずはけがの防止。(死球が)手首周辺に当たることが多いので克服したい」と対策を口にしていた。立ち位置を後ろに下げることで「インコースも避けられる」という。
だが利点ばかりではない。今までは曲がり始めを打てていた変化球を変化後に打たなくてはならず「難しいです」と対応に苦労している様子。8日のフリー打撃では打撃投手を務めた山田に対し、18スイングで安打性の当たりが7本あったが柵越えはなし。
本人は「あまりいい打球が飛んでいない」。新打法はまだ習得段階のようだ。
【写真】早朝練習でバットを振り込むソフトバンク・松田=宮崎アイビー
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