武田に充実感 主力A組打ち上げ
2012.03.01付
ソフトバンクが2月29日、同1日から宮崎市の生目の杜運動公園で行っていた主力中心のA組のキャンプを打ち上げた。2年連続日本一を目指す秋山監督は「(定位置争いが激しい)シチュエーションの中、選手らは意識して一生懸命やってくれた」と総括した。九州出身選手の多くも充実した1カ月を過ごした。昨季首位打者の内川=大分県出身=は終盤の実戦で安打を重ね、調整は順調。「昨年は移籍1年目で緊張していたが、ことしは落ち着いたキャンプになった」と振り返った。練習中に大きな声を出してチームを盛り上げた新選手会長の本多=福岡県出身=は「一人一人が引っ張ってくれて、いいキャンプになった」と満足げ。正遊撃手の座を狙う今宮=大分県出身=は連日、特打と特守を行った。実戦で好結果を残せず「悔しいこともあったが諦めるつもりはない」と巻き返しに燃える。
ベテランの松中=熊本県出身=は「(メニューを)順調にこなせた」と納得顔で、新人の嘉弥真=沖縄県出身=は「きつかった」と苦笑いも充実した表情。ドラフト1位ルーキーの武田=宮崎日大高=は「やりたいことはできた」と話した。
【写真】本多選手会長(手前)の音頭による一本締めでA組のキャンプを打ち上げたソフトバンク。後方左から秋山監督、松田、内川、山崎、松中の各選手