山口フォークに挑戦 投球の幅広げる
2012.02.14付
巨人の山口が、フォークボールの習得に取り組んでいる。13日のブルペンでも、この新たな球種を何度か投じた。低めの球が、ベースの手前でスッと落ちる。受けた阿部からは「使えそうだな」と声が上がった。左腕の速球とスライダーは一級品。縦の変化球としては、右打者の外角に逃げながら沈むチェンジアップがあるが、フォークでさらに投球の幅を広げようとしている。まだ「余裕があるときしか使えない」と言う段階だが「チェンジアップでカウントを取って、空振りを取りたいときにフォークが使えれば」と狙いを説明する。
昨季まで4年連続で60試合以上に登板した。3年ぶりの優勝を狙う今季も、中継ぎの柱として大車輪の働きが求められる。「これから状態が上がっていけば」と控えめだが、既に球の強さは迫力十分。新しい武器に挑戦しながら、着々と調整を進めている。