初実戦3回を1失点 ヤクルト・赤川
2012.02.14付
ことし初の実戦登板は先発として3回を投げて被安打2、失点1。韓国のサムスン相手にソロ本塁打を浴びたものの、ヤクルトの4年目左腕、赤川の表情は明るかった。「どれくらい投げられるかを確認できてよかった」と手応えを口にした。課題としたのは直球の回転。昨季まではスライダー気味になっていたというが、指にかけて押し込むようにし、きれいな回転で投げ込むことを意識した。「真っすぐで空振りも取れたし、この時期としては十分」と自ら合格点を与えた。
昨季はプロ初勝利を含む6勝をマークし、さらなる飛躍を期待される。小川監督は「うまくまとめた」と評価しながらも「本塁打はいいところに投げていたのに打たれた。何かが足りないということ」と、あえて厳しい言葉をぶつけた。
チームとしてことし初めての対外試合で先発を任され「緊張した」と、まだまだ初々しさも残る21歳。「結果を残して開幕ローテーションに食い込めるよう必死にやりたい」と日焼けした顔を引き締めた。
【写真】韓国のサムスンとの練習試合に先発したヤクルト・赤川