阿部ミート重視徹底
2012.02.09付
巨人の看板と言える重量打線の復活は、この2人にかかっている。昨季終盤に4番を務めた阿部と、フリーエージェントで加入した村田が、並んで特打を行った。逆風に阻まれ柵越え連発とはならなかったが、1時間以上みっちり打ち込んだ。統一球が導入された昨季、巨人は打撃不振に泣いた。飛ばない球への対応策として、阿部は「とにかく大きいのを狙わないこと」とミート重視を掲げる。もっとも、故障による離脱があった昨季も20本塁打を放った。
村田は「本塁打が増えた人もいる。僕も対応したい」と一発へのこだわりを捨てていない。とはいえ「芯に当たれば距離は出る。ミートすることが一番」と言うように、確実性を高める考え方は同じだ。(宮崎市)