県内のキャンプ地

チームの“顔”就任 J1鹿島・増田誓志

2012.02.08付
admin/img/1328671254 昨季のJリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ覇者で3年ぶりの1部(J1)優勝を目指す鹿島の春季キャンプが7日、宮崎市の県総合運動公園陸上競技場で始まった。共に同市出身で鵬翔高卒のMF増田誓志(26)とFW興梠慎三(25)も意欲的に練習に励んでいる。

 増田は昨季途中から守備的MFの定位置を確保。リーグ戦は自己最多の32試合に出場し5得点を挙げた。9月には日本代表に初選出されるなど飛躍の1年だった。

 プロ9年目の今季は選手会長に就任。チームの“顔”になった。「就任を新たな成長のきっかけにしたい。若手に自分の経験を背中から感じ取ってもらえるよう練習から頑張りたい」と話す。

 興梠は31試合に出場したものの、過去5シーズンで最少の4得点に終わった。

 チームもナビスコ・カップを制したが、リーグ戦は優勝争いに絡むことなく6位。「勝ちきれない試合が多かった。FWとして決定力を欠き責任を感じている」

 チームは今季、クラブOBで元ブラジル代表のジョルジーニョ新監督の下で巻き返しを図る。興梠は「監督には20点取れと言われている。一戦一戦に全力を尽くす」。増田は「試合に出続け、すべてのタイトルが取れるようチームの力になる」と意気込んだ。

 キャンプは17日まで。17日午前にJFLのホンダロックと練習試合を行う。詳細は宮崎市観光協会TEL0985(20)8658。

【写真】選手会長としてチームを引っ張る鹿島のMF増田誓志