大勢のファンらが見守る中、緒方監督らの除幕で完成を祝った「カープ油津駅」=4日午前、日南市岩崎
プロ野球広島カープがキャンプを張る日南市・JR油津駅を、球団イメージカラーの赤色に染めた「カープ油津駅」が4日誕生した。緒方孝市監督を招いてお披露目式があり、約千人(主催者発表)のファンや市民で祝った。愛称にプロ野球の球団名を冠した駅は全国初という。
地域住民が呼び掛け、JR九州、同市などと協力し昨秋立ち上げた「日本一のカープ駅をつくる会」(代表・株式会社油津応援団の黒田泰裕代表)が手掛けた。球団のロゴやマスコット「カープ坊や」のイラストをあしらった。塗装費用はJR九州が負担した。
緒方監督は「慣れ親しんだ油津駅が真っ赤に染まって不思議。3連覇、日本一に向けチーム一丸となり頑張る」と意気込んだ。神戸市から友人と訪れた看護師の大川真依さん(26)は「かわいい駅で広島にいるみたい」と喜んでいた。