「かっこよかったぞ」「泣くな、ありがとう」-。宮崎県代表の宮崎日大が１８年ぶり２度目の甲子園を戦った６日、スタンドには生徒や保護者、OBらが大勢駆け付け、声援を送り続けた。上田西（長野）に序盤からリードを許し悲願の初勝利はかなわなかったが、最後まで諦めない姿に温かい拍手が送られた。

　一塁側アルプススタンドには５日夜に同校を出発した生徒や学校関係者、OBら５００人以上が陣取った。メンバーに入らなかった３年生野球部員や吹奏楽部を中心に、ピンクのメガホンを振り回しながら「いけー」「お前が打たなきゃ誰が打つ」などと明るい応援を繰り広げた。

【写真】チャンスの場面で大歓声を上げる宮崎日大高の生徒たち＝６日午後、甲子園球場