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西内まりや、『全裸監督2』以来3年半ぶりドラマ出演決定「表現者として諦めようと思った時期もあった」 縦型ショートドラマで笠松将とW主演

12/04 04:00

『殺せなかった妻』に出演する西内まりや
(C)ORICON NewS inc.

 俳優の西内まりや(30)が、縦型ショートドラマプラットフォーム『UniReel』にて12月配信予定のドラマ『殺せなかった妻』で笠松将とW主演を務めることが決定した。西内が映像作品に出演するのは2021年6月にNetflixにて配信された『全裸監督 シーズン2』以来約3年半ぶり。このほど西内が取材に応じ、本作に挑んだ思いを語った。

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 本作は、1話につき60秒~120秒で展開する縦型ショートドラマで全55話を予定。財閥令嬢である蘭(西内)の結婚をし、ビジネスに手腕を発揮する良き夫であった明(笠松)。しかし、その実態は秘書の澪(曽田茉莉江)と不倫を繰り返し、財閥の乗っ取りを画策していた。金と権力に取り憑かれた明は、遂には妻の財産を自分のものにするべく殺害を企て、結婚記念日の夜に計画を実行に移すのだが…というストーリー。

 ショートドラマという新しい形式に興味を持ったという西内は「台本を読んでいくと、次々と展開する物語に引き込まれ、これまでのドラマの概念をいい意味で覆すような衝撃と、ワクワクを感じた」とオファーを受けた思いを明かす。

 本作で演じる“殺されても死なない”主人公・蘭に共感する部分が多かったという西内。「私自身も裏切りを経験したことがあり、私もこれまでの人生でいろいろなことに打ちのめされる経験があったのですが、それを糧に前向きに生きる強さを持てるようになりました。この数年間、自分と向き合ってきて、やっと今年に入っていろんなことを受け入れることができました。私自身、生まれ変わった感覚。もう殺せないです、私のことは」と、さまざまなことを乗り越え、強くなった自分と重ね合わせた。

 そして「表に出る仕事だと、それこそいろんなことを言われます。何度も人を信じることをあきらめそうになってきましたし、しばらく人間不信にもなりました。でも、信念を持って、自分に恥ない生き方をしていればきっと伝わると思うようになった。今回この役をいただいた時に、これまでで自分が得た強さが、今回の役にすごく通じているんじゃないかなと思いました」とも話す。

 3年半ぶりの映像作品となった今作だが、俳優業について「正直、表現者として諦めようと思った時期もあったんです」と吐露。「オーディションも受けてきたんですが『自分にまた機会はあるのかな?』と悩んだこともありました。でも今回、この役に出会って『これは演じたい』と心から思えました。30歳という年齢だからこそ持てる強さや人間味を込められたと思いますし、10代や20代にはできなかった表現ができるようになった。役を通していろんなメッセージを届けられるこのお仕事ってやっぱり素敵だなって思いましたし、純粋にすごく楽しかった」と高いモチベーションで挑んだという。

 西内は独立後、個人事務所を立ち上げ7年目。今後について聞くと「今回をきっかけにこういったショートドラマにもチャレンジしたいと思いますし、いろんなコンテンツに取り組む中で、私自身も映像をつくりたいと考えていました。映像を届けるという意味では、もっとこれからも携わっていきたいなと思います」と展望を語った。

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