心の機微を“表情のみ”で表現したと明かした伊藤あさひ
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俳優の伊藤あさひが8日、MBSドラマ特区枠『ふったらどしゃぶり』(9日スタート、毎週木曜 深0:59)キャスト座談会に出席。自身が演じた同居中の幼なじみ・藤澤和章(松本大輝)とのかなわぬ恋に悩む半井整役は「苦しかった」と本音を吐露した。
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伊藤は「自分史上一番難しかった」と切り出し、「苦しかったです。松本くん演じる和章とのシーンがたくさんあって、毎回、整は和章に本音を言ってもはねられてしまう。整と同じ感じで苦しかった」と振り返った。
一方、今後仲を深めていくことになる萩原一顕(武藤)とのシーンについては「“こっちのかずあき”とは、いろいろ深められて楽しかったです」と笑顔。「苦しんだ期間が、作品にも美しく表れているんじゃないかと思っています」と期待を高めた。
そんな難役の心の機微を表情だけで表現するシーンが多い今作。伊藤は「整の持っている一見つかみどころがない性格だったり、少し挑戦的な目をしたり、見せる顔が(和章と一顕で)違ったり、丁寧に表現していかないとと思っていました」と注目ポイントを伝えた。
原作は、一穂ミチ氏の小説『ふったらどしゃぶりWhen it rains, it pours』。“レス”に悩む不器用な大人のラブストーリーを描く。
物語は、同棲中の彼女・水谷かおり(秋田汐梨)とのセックスレスに悩む一顕がある日、会社で同期会の幹事を任され、店の候補を自分宛にメールしたつもりが誤って“誰か”に送ってしまったことから動き出す。届いた相手は、一顕と同じ家電メーカーの総務部で働く同期の整だった。一方、整も同居中の幼なじみ・和章とのかなわぬ恋に悩んでいた。連絡を取っている相手が同僚だとは思いもしない2人は、メールを送り合い、何げない会話をする不思議な関係になっていく。
伊藤は「この作品は共感できるところがあると思うので、共感しながら一人ひとりに感情移入していただきたいです。美しいし、切ないし、苦しいし、でも愛おしい作品になると思っているので、皆さんに最後まで愛していただけたらうれしいです」と願いを込めた。
イベントには伊藤のほか、武藤、秋田、松本も出席した。
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