ホーム オリコンニュース[映画・アニメ] 米倉涼子らキャスト&スタッフが『ドクターX』映画化にコメント「12年の想いがこもった作品」
[映画・アニメ]

米倉涼子らキャスト&スタッフが『ドクターX』映画化にコメント「12年の想いがこもった作品」

06/19 04:00

米倉涼子、集大成の『劇場版ドクターX』12月6日公開決定
(C)2024「劇場版ドクターX」製作委員会

 国民的人気医療ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』誕生から12年、初の映画化『劇場版ドクターX』の公開(12月6日)が発表された。主演の米倉涼子はじめレギュラーキャスト&スタッフからコメントが到着した。

【動画】劇場公開向けにスケールアップした期待高まる特報

 米倉の代表作として知られている同ドラマは、大学病院の医局に属さず、とある名医紹介所に所属しながら、さまざまな病院をわたり歩いている、孤高のフリーランスの外科医・大門未知子(米倉)の活躍を描く医療ドラマ。

 劇場版では、”失敗しないハケンの外科医”大門未知子はどのようにして生まれたのか、大門未知子の誕生の秘密、その壮絶な半生が明かされる。『ドクターX』の“エピソード0(ゼロ)”ともいうべき作品になる。

■米倉涼子(48)/大門未知子(だいもん・みちこ) 役

 大学病院の医局に属さず、怪しい「神原名医紹介所」に所属しながら、さまざまな病院を渡り歩いているフリーランスの外科医。勤務時間は絶対厳守。医師免許不要の雑用は一切引き受けず、院内にありがちな権力闘争にも無関心。報酬は桁違いに高いが、外科医としての腕は超一流。特技・手術。趣味・手術。

【コメント】
 私自身、大門未知子と12年間お付き合いできるとは思っていませんでした。ドクターX、そして大門未知子は切っても切り離せない米倉涼子の一部です。

 映画化については、私が大きな画面で『ドクターX』を観てもらいたいと思いプロデューサーとお話しして実現できました。共演者のみなさんとは家族のように尊重、尊敬し合うことができ、皆さんのお陰でここまでこられたと思います。

 映画の見どころはたくさんありますが、大門未知子が「私、失敗しないので」と言うまでの展開と、言う瞬間にも注目していただけると嬉しいです。私たちの12年の想いがこもった作品になっていると思います。ぜひ劇場でご覧ください。

■田中圭(39)/森本光(もりもと・ひかる)役

 新米医師時代に、未知子と出会う。本来は地方の病院院長の息子として、エリートコースを歩むはずだったが未知子に憧れ、外科修業をすべく海外へ留学。帰国後、地方医療の現状を目の当たりにして途方に暮れ、医療インフルエンサーに転身する。しかし未知子に再会し、医師に戻ることを決意する。

【コメント】
 久しぶりにこの現場に帰ってきましたが、ドラマのときからアットホームで、今回もあたたかく迎えてくださり、そして受け入れてくださいました。撮影現場では、米倉さんをはじめ諸先輩方のお芝居を間近で見ることができるので、現場にいるだけで学びになる場所です。

 撮影中は、この映画ひとつひとつの瞬間を全員で作ろうという雰囲気があり素敵な時間でした。ドラマに出演させていただいていた時も毎日が刺激的で、本当にこの現場で学んだことがたくさんあります。

 劇場版はドラマ以上にとても迫力のある手術シーンになっていると思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。ハンカチは必須かと思われます。

■内田有紀(48)/ 城之内博美(じょうのうち・ひろみ)役

 麻酔科医。シングルマザー。「帝都医科大学付属第三病院」に勤務していた頃に大門未知子と出会ったことでフリーに転身。現在は「神原名医紹介所」に所属。未知子とは軽口をたたき合いつつ、公私ともに信頼関係を築いているパートナー。

【コメント】
 撮影はとても幸せな時間で、馴れ合いになり過ぎず良い緊張感を保てました。またその一方で、安心できる家族と会っているような気持ちもありました。ドラマ放送開始から12年という長い月日で同じ役柄を演じさせていただいたのは『ドクターX』が初めてです。

 城之内博美という役は私にとってかけがえのない軸となっており、劇場版ということで感無量です。大門未知子の相棒として長くこの物語に参加させていただき、よねちゃんとはお互い支え合って、未知子と博美のような関係性でずっと走ってきました。

 今回の劇場版では12年間で築いてきた未知子との歩みの集大成となっています。そしてついに未知子のルーツが明かされます。ぜひ映画館でご覧ください。

■今田美桜(27)/大間正子(おおま・まさこ)役

 幼い弟たちを養うため、青森の実家に仕送りをしており、新人時代は内緒で他病院の夜勤やガールズバーのアルバイトもしていた。看護師として真摯(しんし)に、さらなる高みを目指す、頑張り屋の女性。

【コメント】
 私は2019年から参加させていただいているのですが、当時は医療ものが初めてでとても緊張していました。回を重ねるたびに、このファミリーに入れた感じがして本当にうれしかったです。

 そして、ついに劇場版。撮影はドラマからのチームワークと仲のよさで、帰ってきた感じがあってとても安心して楽しめました。正子は青森弁を話すのですが、感情が出るタイミングで方言が出ます。そこは正子の情熱のひとつを表現する場面でもあるので演じていて楽しかったです。

 ドラマ以上に、劇場版もすごいことになっています!どうぞご期待ください。

■勝村政信(60)/加地秀樹(かじ・ひでき)役

 「腹腔鏡の魔術師」と呼ばれるほど腕がいいが、金には汚い。肩書や権力よりも金を選んだため同期よりも出世は遅い。大門未知子の手術に協力したせいで左遷されるなど、数々の迷惑を被ってきたため、未知子を「デーモン」と呼んで疫病神扱いする。

【コメント】
 久しぶりの撮影でしたが、きのうも撮影していたような、時間が経っていた感覚はありませんでした。会っていない時間もみんなで連絡を取り合っているし、僕らは完全に家族です。撮影でも、しっかりお互いを高めあっているし。

 この作品は自分の人生で特別なものです。映画化ってのは不思議な気持ちですが、また始まりの始まりな気がします。とりあえず集大成です。みなさん楽しみにご覧ください。では劇場でお会いしましょう。

■鈴木浩介(49)/原守(はら・まもる)役

 「帝都医科大学付属第三病院」時代、未知子の手術に協力したせいで地方の分院へ転勤。上の人間に頭が上がらない半面、患者の心に寄り添う医療を目指す温かい男でもある。

【コメント】
 皆さんと久しぶりにお会いしても、本当に親しい間柄の先輩ばかりなので時間のブランクも感じず、実家に帰ってきたような感じがありました。少し照れくさいような気がしても、ずっと積み重ねてきた信頼関係があるので、お芝居の時にはすぐ戻れるのがうれしかったです。

 そして12年の積み重ねが劇場版につながっているのはとても感慨深いです。
映画の見どころは、大門未知子の「私、失敗しないので」が、誰に向けての言葉なのかというところだと思います。僕も原守を演じながら、この言葉に心を動かされていました。劇場でみなさんとお会いできるということで、スクリーンでぜひ『ドクターX』を楽しんで、大門先生の「私、失敗しないので」を観に行きましょう!

■遠藤憲一(62)/海老名敬(えびな・たかし)役

 蛭間元院長に対して常に「御意!」と絶対服従。しかし、真摯に病気と向き合う未知子に、土壇場で共感してしまい、策略を台無しにしてしまうことが数々ある、憎めない存在。

【コメント】
 ドラマ放送時から映画化の話を冗談交じりにしていたので、本当に映画になると聞いて最初は驚きました。ただ、劇場版になったからといって変わらず、現場の雰囲気はそのままです。

 大門未知子役の米倉さんは表現のことを本当に考えている人。あっけらかんと何も考えていないふりをしているけど、ものすごくいろいろなことを学んで緻密に考えている。それは大門という役を長年かけて深く深くなっていると思います。本当に尊敬に値するくらいの役の作り方です。

 映画はハートにズキンとくるようなエモーションなシーンも増えていて、連続ドラマよりもグレードが高くなって思いっきり笑えて、思いっきり感動できる、そういう作品になっています。ぜひ劇場でご覧ください。

■岸部一徳(77)/神原晶(かんばら・あきら)役

 「神原名医紹介所」の所長。未知子が「師匠」と慕う存在。元外科医だが、過去に医師免許をはく奪されているなど、謎の多い男。大学病院の内情にも詳しく、営業に余念がない。趣味は麻雀。

【コメント】
 米倉さんは自分の中に生まれた感情を大事にしながら、全体のチームワークをいつも考えている人。そして、ドラマの撮影の時もそうでない時も12年間ずっと晶として接してくれました。その分2人の関係性を長い間つくることができたので本当に感謝しています。映画というスクリーンの中で描かれる『ドクターX』と米倉さんの魅力、彼女にとっての挑戦をぜひ観ていただきたいです。

■西田敏行(76)/蛭間重勝(ひるま・しげかつ)役

 表向きは温和だが、逆らう者はバッサリと切り捨てる冷血漢。昔ながらの「饅頭攻撃」でさまざまな権力抗争を勝ち抜いてきた。大門未知子に対して、積年の恨みを抱いている。人の話を全く聞かない。医療界のトップに君臨するのが夢。密談とお饅頭と記者会見が大好き。

【コメント】
 『ドクターX』再集結ということで、懐かしいと同時にまた蛭間を演じることができる喜びがよみがえってきました。長いこと蛭間重勝を演じてきたので、感慨無量です。

 映画館のスクリーンでご覧いただくということで、壮絶な手術シーンは素晴らしい迫力があると思います。そして、わたくしのちょっと悪人ぶりもちょっとスケールが大きくなっているかなと思うので、蛭間の悪さを感じていただければ、笑いも少しは起こるんじゃないでしょうか。蛭間を、楽しんでください。

■脚本:中園ミホ(64)

【コメント】
 2012年に誕生した『ドクターX~外科医・大門未知子』が、こんなに長い間、多くの人たちに愛していただき、感謝の念にたえません。未知子を取り巻く、晶さん、城之内先生、蛭間院長、海老名先生、加地先生、原先生、森本先生、大間看護師、などなど、個性的な面々は私にとって家族のような存在です。

 2024年、映画の世界で再び家族が集まることができて、懐かしさと愛しさで胸を熱くしながら脚本を書きました。テーマは命です。命を救うためなら手段を選ばない大門未知子。それを全身全霊で演じる米倉涼子さんとXファミリーに逢いに、ぜひ映画館へいらしてください。

■田村直己監督(53)

【コメント】
 大門未知子が颯爽と歩く姿に、口笛が鳴り響く…映画の大スクリーンで見るのが夢でした!感謝でいっぱいです。いつもの一癖も二癖もある外科医達の権力闘争、患者のために諦めない手術、そして麻雀。そんな楽しい中、映画でやりたかった未知子の過去を辿る話。未知子はなぜ、ドクターエックスになったのか?涙なくしては見れない、壮大な感動物語が完成しました!10年以上のチームワークでスタッフ、キャスト全員で、力の限り、集大成の作品目指して、命がけで撮影しました!何回も観て下さい(笑)

■内山聖子エグゼクティブプロデューサー(59)

【コメント】
 「こんな医師がいたらいいな___」
 それだけの想いで企画した『ドクターX』が、これほど長く愛され幸せです。権力を嫌い、忖度を嫌い、「趣味・手術 特技・手術」というひとりの職人の痛快な物語。感謝をこめて笑いと涙をお約束します!大門未知子は映画でも失敗しないので!

関連記事