映画『朽ちないサクラ』の公開記念舞台あいさつに登壇した原廣利監督
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俳優の杉咲花が主演を務める映画『朽ちないサクラ』(6月21日公開)の公開記念舞台あいさつが22日、都内で行われ、メガホンを取った原廣利監督が登壇し、出演した杉咲、萩原利久、豊原功補、安田顕とトークを行った。
【集合ショット】杉咲花、萩原利久ら豪華キャストも登壇
原監督は5月24日公開の映画『帰ってきた あぶない刑事』で長編映画監督デビューし、その翌月に2作目となる本作が公開された。イベントの終盤では、『帰ってきた あぶない刑事』主演の舘ひろし、柴田恭兵からサプライズでメッセージが寄せられた。
舘からは「同じ刑事モノでも真逆の世界観。演者の演技を引き出す素晴らしい演出力、原監督の映画監督としての力を感じました」と絶賛を受け、柴田は「間違ってもハーレーとショットガンで事件を解決しないように」と笑いも誘いつつ、「これからも素晴らしい作品を作っていっていただけると思う。またどこかでお会いしましょう」と再タッグを熱望する言葉が送られた。
サプライズを受けた原監督は「泣きそうです。すみません、面白いことが全然言えない」と感無量の表情を浮かべ、同時期に撮影しながらもまったく異なるテイストの“刑事モノ”について「全然違ったからよかった。どちらにも力を込めることができた」としみじみ語った。
別作品の主演俳優からメッセージが届くという異例のサプライズに、杉咲は「これが監督が積み重ねてきたもの。作品を超えたところでつながることもあるんだなと感動しました」とたたえていた。
本作は柚月裕子氏の同名小説(徳間文庫)を原作とした“警察サスペンスミステリー”。県警の広報職員という、本来は捜査する立場にない主人公・森口泉(杉咲)が親友・津村千佳役(森田想)の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と次第に浮かび上がる公安警察の存在に迫っていく。
イベントにはこのほか、萩原利久、豊原功補、安田顕も登壇した。
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