大ブレイクに本音を語った河合優実
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俳優の河合優実(23)が28日、都内で行われた映画『あんのこと』大ヒット御礼舞台あいさつに登壇し、大ブレイクへの本音を語った。
【写真】個性的な柄のワンピをさらりと着こなした河合優実
河合は、ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)で昭和のヤンキー高校生・純子役が話題に。その後、4月には『RoOT/ルート』(テレビ東京系)、6月には映画『あんのこと』と主演作が続いている。同日発表のORICON NEWS『2024年 上半期ブレイク俳優ランキング(女性編)』でも1位を獲得し、ネクストブレイクの筆頭となっている。
入江悠監督は河合に「仕事がすごいことになっていますが、どうですか?転機の年になると思いますが」と直球質問。河合は「いつも『目の前のことを一生懸命やってます』と答えていたのですが、ちゃんと実感しなきゃいけないなと思っています」と率直な思いを吐露し、「いろんな人に見てもらっていることを、何となく捉えずに自覚しないと。迷子になりかけています」と明かした。
迷子になりかけだという河合に入江監督は「人生に1回ぐらいうぬぼれる時期があってもいい」とアドバイス。一方、河合は「うぬぼれるの怖いです」と返し、「鼻が高くならないようにしすぎていたから、それは逆にちゃんとわかっておくべきというフェーズに」と語った。
今作は、2020年6月に新聞に掲載された「少女の壮絶な人生をつづった記事」に着想を得て描く、実話をもとにした衝撃の人間ドラマ。『ビジランテ』や『ギャングース』の入江監督がメガホンを取り、河合は主人公・杏を、そして杏を救おうとする型破りな刑事・多々羅を佐藤二朗、2人を取材するジャーナリスト・桐野を稲垣吾郎が演じる。小規模公開(現在62館)にもかかわらず、7日の公開から19日目ながら興収1億円を突破する大ヒットを記録した。
河合は「初号試写の打ち上げでスタッフさんの中でポロっと『大ヒットは難しい作品かもしれないですが』と励ましのつもりで言った方がいらして。内容的にもヒットしてほしいというより誠実に届けられればと考えていました」と明かし、「ふたを開けてみたら、こんなに多くの方に届いたことがうれしいです。観に行ってくれた連絡をもらえることがうれしいです」と喜びの言葉を繰り返した。
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